耕畜連携 (こうちくれんけい)
米や野菜を育てる「耕作農家」と、牛・豚・鶏などを育てる「畜産農家」が協力しながら、互いに必要なものを得ていく。これを「耕畜連携」といいます。耕作農家が荒れ果てた田んぼを再生させて飼料米を育て、その飼料米を、畜産農家が豚や鶏のエサに混ぜ、家畜として育てます。そして、家畜から出た糞を肥料にして、米づくりに活用するのです。これは、「耕畜連携」のひとつのモデルです。
パルシステムでは2008年から、国産の飼料米をエサに混ぜた『日本のこめ豚』の供給を始めるなど、「耕畜連携」に取り組んでいます。耕作農家と畜産農家を仲介するため、飼料米づくりや畜産堆肥に関する勉強会も開いています。
「耕畜連携」には、耕作農家と畜産農家、それぞれにメリットがあります。耕作農家は、畜産堆肥を使うことで農業の基本となる土づくりを進め、化学肥料に頼らない環境にもやさしい生産に取り組むことができます。さらに畜産農家は、飼料米をエサに混ぜることで輸入飼料ばかりに頼る必要がなく、「肥料とエサ」の地産地消ができるのです。
「耕畜連携」が進むことで、日本の食料自給率もアップします。「耕畜連携」により耕作農家と畜産農家の仕事が増え、過疎化で悩む地域や農村が元気になっていく可能性も秘められています。

