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産地で「体験」「発見」

パルシステムの産地交流

「産地へ行こう。十勝じゃがいも物語」を開催 青果、畜産、酪農...よくばり産直体験!

パルシステムは8月18日(水)から20日(金)の3日間、「産地へ行こう。十勝じゃがいも物語」を開催しました。組合員とその家族20名が、野菜や畜産、酪農など多くの産直産地を有する北海道十勝地域を訪れ、収穫体験や施設見学、学習会などを通じて生産者と交流しました。

牛肉がどのように加工されているかを学習

「産地へ行こう。十勝じゃがいも物語」は、8月18日(水)から20日(金)までの2泊3日の日程で開催しました。組合員とその家族20名が酪農や畜産、青果の産直産地である北海道十勝地域を訪れ、野菜の収穫体験や施設の見学、学習会などを通じて生産者と交流しました。

1日目はまず、(株)マルハニチロ畜産を訪れました。口蹄疫の影響で当初予定していた北海道畜産公社に立ち寄ることが出来なくなったため、牛のと畜、解体の様子をビデオで見ました。内容は少し直視しづらいところもありましたが、丁寧な説明と映像で、ふだん口にしている牛肉がどのように加工されているのかを知ることができました。また、パルシステムの榎本農場牛でおなじみ、榎本農場の概要もスライドショーで勉強しました。

小学校をそのまま利用した施設に宿泊

次に訪れた音更町農村環境改善センター郷土資料室では、縄文時代からの人々の暮らしが再現されており、古い農機具、家財道具、太い梁に高い天井、土間に囲炉裏などのある入植者たちの作った当時の住宅など、展示品をみながら音更の歴史を学びました。

この日の宿泊は、旧小学校の校舎をそのまま利用している「音更町集団研修施設」です。産直産地から生産者がかけつけ、グラウンドでバーベキューを用意していました。牛肉、ホッケ、サンマ、野菜など全て地元のもので、産地の方々との会話も盛り上がった交流会となりました。

にんじん、とうもろこし、じゃがいもを収穫

音更町集団研修施設は、布団の上げ下ろしから食事作りまで全て自分たちで行います。2日目の朝食は、地元産の野菜と卵、パルシステムのハムとウインナーに加え、地元でよく食べられるじゃがいも餅を作りました。ゆでてつぶしたじゃがいもに片栗粉を混ぜ、バターで焼くだけの簡単な料理です。音更ではこれを、砂糖しょうゆにからめて食べることが多いそうです。

朝食後はにんじんととうもろこし、じゃがいもの収穫を体験しました。じゃがいも収穫を体験した大牧農場では今年、男爵と北海こがねをメインに栽培しています。今年は雨が多く暑い日が続いたため、じゃがいもの実付きがよくないとのことで1本の苗に2つや3つ付いている状態でした。参加者は苗を引き抜き、土に埋まったじゃがいもを掘り出し、汗だくになりながら20kg入るケースを一杯にしていました。

「子や孫まで続く農業」に挑戦する産地

収穫体験を終えた参加者は、小麦の収穫用のコンバインと堆肥センターを見学した後、(株)マルハニチロ畜産提供の肉で手作りハンバーガーをつくりました。ハンバーグにレタスやトマト、チェダーチーズなどと一緒にパンにはさみ、それぞれハンバーガーを作りました。また、自分たちで収穫したにんじんやとうもろこしも茹でました。ほかにもビーフスープや、茹でたての野菜を使用したチーズフォンデュなども囲みながら、生産者と楽しく交流しました。

大牧農場での学習会では、スライドを使って大牧農場の歴史、概要、じゃがいもの栽培について学びました。じゃがいもは通常、先に農薬で葉を枯らしたあとにポテトハーベスタで一気に収穫するのですが、地域資源循環型の農業を目指し実践している大牧農場ではチョッパーとよばれる器械で葉を取り去って収穫するそうです。できるだけ農薬の使用を抑えると手間が増えますが、「子どもや孫まで続いていく農業のために」と多くの挑戦をしています。

最後に訪れたよつ葉乳業十勝主管工場では、牛乳が製品になるまでのDVDを鑑賞し、牛乳の製造工程を見学しました。

選果施設で細心の品質管理を見学しました

最終日は、野菜の選果施設を見学しました。JAおとふけで見学したにんじんの選果では、集められた土付きのにんじんを洗ってから箱に詰めるまで、ほとんどを機械による作業で行います。ただ、にんじんの選り分けは人間の目で行われており、腐っていたり小さすぎて商品にならないものを選びとっていました。はねられたにんじんは豚などの餌になるそうです。にんじんの温度を安定させる低温庫も見学しました。にんじんの出荷が終わると長芋の貯蔵庫になるそうです。

次に訪れたJA木野では、ブロッコリーの成形作業を見学しました。朝の涼しいうちに収穫されたブロッコリーは施設に集められ、余分な葉の部分を切り取り、大きさ別に発泡スチロールの箱に詰めて行きます。にんじんなどよりも暑さに弱いブロッコリーは箱に氷を詰められ0度の状態で出荷されるそうです。今年は暑さのせいで、ブロッコリーも収穫が少ないとのことでした。

生産者は「牛乳は成分で値段が決まり、果物も糖度が高ければ値段が高くなります。しかし野菜はまだまだ見た目が一番です。生産者もどんな野菜を作りたいか、なかなかそこまで考えることが難しいのが現状です」と説明していました。

参加者からは「もっと話を聞きたかった」「音更の生産者のみなさんと出会えてよかった」「また絶対来たい」と感想を話していました。

体験と発見がいっぱい「産地へ行こう。」ツアー

パルシステムでは、2010年度の「産地へ行こう。」ツアーを引き続き「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけました。泊りがけで産地を体験する「産地へ行こう。」ツアーや近郊産地での収穫体験といった日帰り企画までさまざまな企画を計画し、合計で年間2万名の組合員が産地を訪れることをめざします。

命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。そのうち「産地へ行こう。」ツアーでは、2010年度は19の企画を予定しています。


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