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産地で「体験」「発見」

パルシステムの産地交流

「産地へ行こう。ささかみ生きもの交流ツアー」 田んぼの生物多様性を体感しました

パルシステムでは6月19日(土)、20日(日)の両日、「産地へ行こう。ささかみ生きもの交流ツアー~ごはんと育つ草と生きもの~」を開催しました。田んぼの草取り体験やかかしづくり、生きもの調査などを通じ、田んぼの豊かな生物多様性を体感しました。

「産地へ行こう。」ツアー

パルシステムでは、2010年度の「産地へ行こう。」ツアーを引き続き「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけました。泊りがけで産地を体験する「産地へ行こう。」ツアーや近郊産地での収穫体験といった日帰り企画までさまざまな企画を計画し、合計で年間2万名の組合員が産地を訪れることをめざします。

命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。そのうち「産地へ行こう。」ツアーでは、2010年度は19の企画を予定しています。

「産地へ行こう。ささかみ生きもの交流ツアー~ごはんと育つ草と生きもの~」は、6月19日(土)、20日(日)の両日、パルシステムの生協組合員とその家族合計40名が参加して開催されました。パルシステムでおなじみの米産地である新潟県阿賀野市のささかみ地域を訪れ、田んぼでくらす生きものの観察や有機栽培の田んぼの草取り、かかし作りなどを体験しました。

草取り体験と幻想的なホタル鑑賞

初日は、ささかみに到着後、さっそく草取り作業を体験しました。草取りをするのは5月に開催された「田植えツアー」で参加者が田植えを体験した田んぼです。田植えから1カ月たった田んぼは、順調に稲が育っていました。参加者は、稲と雑草の見分け方について説明を受けてから、素足で泥の中へ足を踏み入れました。田植えツアーから連続しての参加者は、田植えのときに立てた札を探して、自分が植えた場所で草取りをしていました。

腰をかがめての草取りは大変な重労働です。農薬、除草剤をまけば済んでしまうことではありますが、生きものが育つ環境保全のため、おいしく安心な米づくりのための苦労を体験しました。草取り後には班に分かれて田んぼの成長を見守ってくれる「かかし」を作りました。みんなでアイデアを出し合って、各班それぞれの個性が光る、6つのかかしが完成しました。

夕食は、ささかみ生産者との交流会です。会場は、ささかみの水やこしひかりを使ったビールが自慢の「瓢湖屋敷の杜ブルワリー」で開催しました。食事にはささかみの米でつくったおにぎりも出され、参加者と生産者が食事を囲んで交流を深めました。また、夏至が近いこの日、少しの時間、照明を落としてキャンドルナイトを実施しました。

夕食の後は、この時期だけのお楽しみ、ホタル鑑賞です。オカリナの演奏が行われる中で、幻想的に光るホタルを鑑賞しました。

生きもの交流では多様な生態系にびっくり

翌日は、生きもの交流を実施しました。参加者はささかみ地区の生産者3名の田んぼに分かれて実施しました。田んぼの中に一列に並んで、ゆっくり進みながら自分の列にいる生きものをとって、一定の長さの中で、どんな生きものがいたのかを調べます。稲につく虫や水面に浮かぶ生きもの、水中、泥の中に住む生きものなど、大人も子どもも真剣なまなざしで生きものを探していました。

ささかみでの最後の食事となる昼食は、「オリジナルエコ食堂」です。残さず食べて、ゴミを減らそうという工夫をこらした食事で、レンタル食器を使って自分の食べられる量を盛り、不要な布でお皿を拭いて返します。JAささかみ女性部のみなさんが用意した豚汁やハンバーグなど手作りの味を楽しみました。

最後にツアー中に募集した携帯フォトコンテストの表彰と、各田んぼでどんな生きものが見つかったかの発表を行いました。発表では、イトミミズやアメンボ、アマガエル、トノサマガエル、ゲンゴロウ、ミズカマキリなど、多種多様な生きものに出会えたことが報告されました。ごはん一杯のお米をつくるのには、4000匹のイトミミズによる土づくりが必要という話もありました。

参加者からは「田んぼに貝(ドロシジミ)もいて驚きました」「農薬を使わないといろいろな生きものが集まってくることが分かりました」「草取りの苦労がよく分かりました。それでも有機農業に取り組む生産者のみなさんに脱帽です」「お米を一粒一粒大切に食べようと思いました」などの感想がありました。


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